Omoide-Blog オモイデブログ -自死遺族のきまぐれ日記-                

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自死遺族ナオのきまぐれ日記です。
『おもいで日和-自死遺族のホームページ-』も開設しているので、ぜひ遊びに来てください。

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この記事を見てショックを受けてしまった。

 

『妊産婦の死因の最多が“自殺”という事実。 初産後に産後鬱を経験した2児の母が思うこと』 by kikka303

 

妊産婦の自殺率は、出産時の出血等による死亡率よりも高いらしい。

普通に考えると母子ともに健康に産まれればホッとすると思うけど、

その後の対処の仕方の方も非常に大事だということ。

今では核家族は当たり前で、子育ても身近に相談できる人がいないのが当たり前。

正解のない子育てに悲鳴をあげてる母親はたくさんいて、

それをフォローしきれてない社会がある。

近隣関係の希薄化が進んでて、高齢者の孤独死なんかも問題になってるけど、

こんなところにも影響が出ていたとは驚きだ。

 

異常なのはこれだけじゃない。

内閣府が毎年、自殺対策白書なるものを出している。

 

『平成27年版自殺対策白書 概要(PDF形式)』

 

これを見ると、自殺率が異常に高いのが分かる。

特に若い世代で。

最近、国は自殺者数が3万人切って自殺対策の成果が出ていると言っているけど、

まだまだ努力が足りないのが現状で、事故死よりも自殺で亡くなる可能性の方が

高いのは普通じゃない。

 

これに対して自殺理由となっている原因を減らすような対策をとるのは当たり前のことだけど、

個人的にはメディアでの自殺の取り扱い方を抑えるべきじゃないかと思う。

メディアが世間に与える影響は大きく、自殺が多い原因はメディアにもあるのではないか。

まぁ、こればっかりは統計では分からないけどね。

 

 

 

前回に続いて、昨日もグリーフサポートやまぐちの勉強会に参加させてもらった。

その時に事故遺族の方の話を聞かせてもらったんだけど、立場は違うけど自死遺族と共通する部分があることに気づかされた。

同じ自死遺族同士でないと分かち合えないと思い込んでた自分がそこに居た。

当然、深い話をすれば分かり合えない部分は出てくるんだけど、それは自死遺族同士でも同じなんだよね。

多分、違う立場の遺族同士で分かち合う機会がなかっただけで、気持ちを分かち合うことはできるんだと思う。

もしかすると、お互いに認め合うことができれば、遺族同士でなくても分かち合えるのかもしれない。

結局、壁を作ってるのは自分自身ってことか。

ここ数年、心が荒んでたから、これを機会に心を新たにしてチャレンジするのも悪くないかもしれない。

•••やってみるか。
昨日はグリーフサポートやまぐちの勉強会に初めて参加。

今までは自死遺族の自助グループにしか参加したことがなかったので、すごく新鮮だった。

分かち合いではなく勉強会への参加だったが、印象的だったのが、排他的な部分が感じられなかったこと。

というのも、自死遺族の分かち合いの場合、当たり前のことだけど、メンバー全員が自死遺族。

そうすることで、遺族間の共感が生まれやすい環境ができるんだけど、逆に言うと排他的でもある。

違う立場の人は入り難い場ができあがる。

おそらく、どちらにもメリット、デメリットがあると思うんだけど、俺はこのグリーフサポートやまぐちの考え方が好きなのかもしれない。

特に代表の山根さんの言葉が心に残ってて、同じ事故遺族や犯罪被害者の遺族でも気持ちまでは分かり合えない。でも、同じ苦しみを抱えてる、話を聞いてもらえる、そういう場が大事なんだと。

こういう考え方がないと、俺も妹と向き合ってこれなかったと思う。

都合がつけば、分かち合いにも参加してみるか。



前回のブログから3年•••

結婚と子どもの誕生による環境の変化。
そして、自死遺族仲間による分かち合いの会の閉鎖。
プライベートでの忙しさと、自死遺族としての活動環境の悪化。

そんなこんなでブログの放置。

始めた当時は目的がきちんとあったんだけど、その目的も今や失ってしまいました。

けど、先日知り合いに誘われて参加した分かち合いの会で初心を思い出しちゃって。

こんな終わり方でいいのか?
人生の問いを忘れたのか?

いろんな思いが駆け巡り、また、戻ってきたわけです。

とりあえず、ホームページを移設し、再出発!
これなら費用もかからず、継続できるかも。
ブログも目的はまだないけど、目的と出会うのを目的に再開するという考え方もありか。。。

三日坊主かもしれないけど、やらないよりはマシということで、頑張ってみますかな。

 

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おもいで日和 管理人 ナオ