一字一字が何と辛い寂しい羅列であろうか。
以前は独居老人の専用語のように思えたが、
この頃ではそうではないようである。
一見華やかで寂しさは微塵も感じさせないタレント飯島愛の死
つい最近は女優の大原麗子の死。
二人とも誰にも看取られず発見された時は
すでに腐敗が始まっていたと報道されている。
自殺も孤独死の最たる死であるが、年間30000人以上とのこと
「死にたい」「死んだ方が」と思うことは誰しもあると思う。
「死んだつもりでやれば、なんでもできる」と 死から脱却することのできる人もいる。
しかし、年間30000という数字は死の誘惑を断ち切れず楽な方法を選んだのであろう。しかし命を絶つとも楽なことではない。
私も何度か死にたいと思ったこともあるが、そう深刻なことではなく、
2 3日もすれば忘れていることが常だった。
注射するのも拒み、鼻から胃カメラを飲むのも身震いするし、
まして体にメスを入れるなどと。そんな人間は自殺は到底無理な話である。
命を絶つ瞬間は精神的に異常な状態になっていると物の本に書いてあった。
現在の所、私には家内も子供達も身近にいるし孤独死は無関係だが
眠れない時にはどんな形の死を迎えるのであろうかと考えることはある。
父方は長命だが、母方は一体に短命で、73歳も永らえていれば
おそらく私は父方の血筋だと思っている。父が79歳だったから
それくらいは生きられると思っている。それでも後6年。
(おちおちしていられないぞ)と思う今日この頃である。