広島カープ２００８　イン　下関

開幕から，あまり良いイメージが持てない中日．
そのためか，前田を赤松，石原を倉に変更したスタメンになりました．

赤松は開幕スタメンを期待されながらも，
やはり経験不足から，外れてしまいました．
不幸にも怪我が重なり，やっと1軍の場に戻ってきました．

確かに，前田に比べると打撃では雲泥の差がありますが，
走塁，守備力で十分賄える素材であります．

また，赤松は新井の人的要因でカープに来たという経緯もあり，
広島ファンからは，大きな期待と重圧を感じて
プレーしなければなりません．
しかし，2008年度，カープが掲げている機動力野球に欠かせない存在であり，
赤松の活躍がなければ，成り立ちません．

今後の起用方法に注目です．

未だ勝ち星の無い，エース大竹の3度目の登板．
しかしながら，今日の試合は，1回表で決まりました．

開幕3連戦の相手は，今日と同じ中日．
どうも，そのままのイメージで来てしまったようです．

1回表，1アウト3塁から李，ウッズと連続フォアボール．
「初回から１点もやれない」という雰囲気でした．
そこで，今季不調の和田との勝負を選びました．
そして，満塁ホームラン．
確かに，李，ウッズと勝負をしていても，
点を失っていたのかもしれません．

しかし，今の広島は打撃が好調です．
エースにまだ勝ち星が無い，勝率が5割を下回っているなど，
チーム全体が焦っているように感じます．
先発は5回3失点までに抑える，これで負けたら仕方が無い，
という余裕があっても良いのかもしれません．

　　

　　

開幕6戦目にして，初勝利．
打線が繋がり，2番石原の打順が見事に当てはまりました．

正直，キャッチャーが2番を打つことには抵抗があります．
キャッチャーは，ピッチャー並みに守備に労力を使い，
打撃に集中しにくく，一般的には足が遅いからです．

本来なら，梵か東出が打つべき打順でしょうが，
なかなか適応できていないことに問題があり，
ブラウン監督は，しばらくは石原を2番に起用しそうです．
2番を打てる打者の一日でも早い誕生は，
チームが上向くために，欠かせない項目と思います．

何はともあれ，今日の勝利を
野手8人で迎えられたことに，非常に価値を感じています．

今シーズンの広島が誇る中継ぎ陣は，
林，岸本，梅津，広池，横山など
経験があり，気迫を感じる投手が多いです．

強いチームになるためには，先発完投型の投手が必要です．
なぜならプロの投手は，毎日は投げられないからです．
しかし，思うように勝てない時期には，
中継ぎ陣をフル稼働させても良いのです．

打撃には波があり，特にスモールベースボールにおいては
一点の重みがあります．
そこで，チャンスが来れば，早い回でも投手に代打を送り，
得点を狙うことが求められます．
このような状況を理解しながらも，ブラウン監督が期待する
先発・長谷川投手に，今シーズンは期待したいです．
批判されながらも，きっと報われるときが来ると信じたいです．

開幕から，未だ勝ち星がありません．
試合毎に一定の収穫はあるものの，それと同時に失うものもあります．

守護神の不在，機動力野球の申し子の怪我，頼れぬ4番，チーム戦略の方向性など．
やはり，初戦で勝てなかったことが大きく響いているようです．

ですが，まだまだ諦めてはいけません．
正直今シーズン，このままの戦力では優勝は難しそうですが，
去年から導入されたクライマックスシリーズに出場するためには，
どうにかして3位以内に入れば良いのです．

そのためのキーマンは，梵だと思います．
確かに，選球眼は悪く，1番2番には向いていないかもしれません．
しかし，強烈な野球センスを見せ付けています．
次の塁を狙う感性やミート力，守備位置の取り方など，
今のカープには欠かすことができません．

一発を期待でき，相手投手に嫌がられるランナーになってくれるように，
プロ入り3年目を充実させてもらいたいです．

３戦目にして，前田が早くもスタメンから外れました．
中日の先発の小笠原が左腕であったこと，
緒方がオープン戦から調子が良かったこと，
などが考えられますが，はっきりとした理由は分かりません．

前田といえば，広島ファンが最も愛する選手と言っても過言ではありません．
しかし，ブラウン監督は，今シーズンは機動力野球を掲げています．
そうなると，どうしても前田の扱いは難しくなります．

野球にとって，足というのは非常に重要です．
盗塁，内野安打，守備範囲はもちろん，
得点やチャンスの広がりなど，試合展開に大きく関わってきます．

そこで，前田を７番を打たせることはできないでしょうか？
そうすると，東出が上位に回り，天谷，東出，梵で俊足トリオが結成でき，
機動力野球が実現しそうです．
今のままでは，去年と同じ展開になってしまいます．

ファンから大切に思われている前田選手が
機動力野球においても，活躍できるポジションで
出場できることを期待しています．