２０１２年５月２７日（日）「親子で武道体験」　ＩＮ下松市立下松中学校

この講座は、競技よりも、（日本精神を受け継いだ）武道に親しんでもらうことが目的で始めました。

武道に興味を持つ小中学生と保護者に対して、楽しく体験指導を行いました。

　明るい雰囲気の中、積極的に頑張る子供。

遊びでも、昔のようにみんなで外で遊ぶのが中心ではなく、各自でゲームをする事が多い世代。

一般論ですが、日本人の若者の体力低下、精神の弱体化も懸念される今日この頃です。

いろんな世代の人とふれ合い、身体を動かし、夢中で汗をかく。

それだけでも、貴重な体験だと思います（＾－＾）

　お母さんも廻し蹴り

武道は、一生懸命努力すれば、前進できること、目標を達成する事ができることを教えてくれる世界でもあります。

これを機会に、日本古来から伝わる「強く、立派な人間になる為の修行方法である」武道の世界に

ひとりでも多くの人が入ってくることを希望します。

食事のときに「いただきます」と言って、手を合わせて感謝して頂戴するという習慣が、だんだん少なくなってきていると聞きました。

私達が生きてるということは、

いただいている「命」があるからこそ、生きることができる。

いただいてる「お米の命」であったり、

「野菜の命」であったり、

また、魚や鶏や動物の命をいただいています。

しかし、今の理論では、

「自分は、お金を払っているんだ。だから、『いただきます』なんて言わなくてもいいんだ」

と思うらしいです。

しかし、

命をくれてる存在には、私達は一銭も払っていません。

それを仲介している（金儲けをしてる）人間にお金を払っているに過ぎません。

普段は、そこのところが見えてない。

自分の思いだけの見方なのですね。

ですから、

命をくれた存在に感謝して、手をあわせ、「いただきます」と言いましょう。

おおいなる世界、絶対的な存在に気づかされる瞬間です。

以前、お坊さんが言っていたお話です。

自然界を八百万の神として、畏れ敬う日本神道とも共通するような考え方であり、私達日本人には、すとんと心に落ちますね。

うぬぼれが　木の上からポタンと落ちた

落ちたうぬぼれは　いつの間にか

また木の上に登っている　　　　　　　　　　　　　　榎本栄一　　　　　　　　　　　　　　

我以外　皆我師也　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉川英治

日々、修行です。
自分を振り返り、反省し、打ち破る。

この繰り返し。

これらの言葉を戒めに

少しずつでも、前進せねば。

立禅しよう。